ディスクのパーティション分割とは、単にディスクをいくつかの区画に分割する ことです。それぞれの区画は、互いに独立しており、大まかに言えば、 家を壁で仕切るようなものです。 ある部屋に家具を置いても、他の部屋には影響がないのと同じです。
もし、すでに何らかの OS (Windows95、Windows NT、OS/2、MacOS、Solaris、 FreeBSD、…) がインストールされているディスクに Linux を インストールするなら、おそらくディスクのパーティションを切り直す 必要があるでしょう。 一般的に、すでにファイルシステムが形成されているパーティションに変更を 加えることは、そこに保持された情報をいくらか破壊することを意味します。 そのため、パーティションを切り直す前には、 必ずバックアップをとっておくべきです。先ほどの家の例を持ち出せば、 壁を移動したりするときには、ふつうはあらかじめ家具を邪魔にならない ところに移動しておくでしょう。 さもなければ家具を壊してしまいかねません。 幸いなことに、ユーザによっては別の方法もあります。DOS、Windows、OS/2 から始める際に損失のないパーティション切り直し, Section 3.4をご覧ください。
GNU/Linux には、それ自身のために最低限一つのパーティションが必要です。 オペレーティングシステム全体、つまりアプリケーションや個人的なファイルを 一つのパーティションに収めることができます。また、常に正しいとは限りませんが、 たいていのユーザはスワップパーティションも必要だと考えます。 「スワップ」とは、オペレーティングシステムが用いるメモリの一時退避用空間 です。これは、システムが安価なディスク記憶装置を「仮想記憶」として用いる ことを可能にするものです。 スワップを独立したパーティションに割り当てることは、その利用をより 効果的なものにします。 (Linux に普通のファイルをスワップとして利用させることも可能ではありますが、 お勧めできません。)
しかし、多くの人々は最低限必要な数よりも多くのパーティションを GNU/Linux に割り当てます。 ファイルシステムをいくつかのより小さなパーティションに分割する理由には二つ あります。一つめは安全性です。もし、偶然に何かがファイルシステムを破壊した としても、 一般的にその影響を被るのは一つのパーティションだけです。そのため、システム の一部を (注意深く保持しておいたバックアップと) 取り換えるだけですみます。 最低限、いわゆるルートパーティションを作ることは考慮すべきです。ここには システムの最も基本的な構成部分が収められ、もし他のパーティションに破損が 生じたとしても、システムを補修するために Linux をブートすることができます。 このことは、システムをゼロから再インストールしなければならないような トラブルを防ぎます。
二つめの理由は、コンピュータの利用方法にかなり依存する問題ではありますが、
一般的に商利用の際により重要になってくるものです。
何かが管理の外でディスクスペースを消費し始めたと仮定します。もしその
プロセスがルート特権を得るようなことが起きれば (システムは一般ユーザが
使用できないディスク領域をある程度確保しています)、
ディスクスペースがなくなっていることに突然気づかされるでしょう。 OS
は、さまざま作業のために (スワップスペースのほかに)
実ファイルを利用する必要があるので、このことは不具合を引き起こします。
さらに、このことは、ローカルシステムに由来する問題でないこともありえます。
例えば、電子メールとしてスパムメールを取り込むことは、パーティションを容易
に溢れさせえます。より多くのパーティションを用いることは、このような問題の
多くからシステムを保護するのです。
もう一度電子メールの例を取り上げるならば、/var/spool/mail
に独自のパーティションを割り当てれば、スパムメールを取り込んでも、
システムの大半はその動作に支障はないでしょう。
もし大きな IDE ディスクを持っていながら、LBA アドレッシングも、 オーバーレイドライバ (ハードディスクメーカーから提供されることもある) も、 ラージディスクアクセス拡張をサポートした (1998 年以降の) 新しい BIOS も利用しない場合は、別の理由が当てはまります。 この場合、ルートパーティションをハードディスクの先頭 1024 シリンダ以内 (BIOS による変換機構がなければ普通 524MB 程度) に収める必要があるでしょう。
より多くのパーティションを利用する際に、唯一実際に障害となるのは、
あらかじめどのようなパーティションが必要となるかを予測することが、
多くの場合難しいことです。 もしあまりに小さなパーティションを用意したなら、
システムを再インストールしたり、
容量の足りないパーティションにスペースを空けるために、
しょっちゅうファイルを移動したりしなければならないでしょう。
一方、あまりに大きなパーティションを用意すれば、
他で利用できるスペースを浪費しかねません。
近頃はディスクも安価になったとはいえ、お金を無駄に使う必要はないでしょう?
以下の一覧は、重要なディレクトリについて説明したものです。 こちらは、どのようにパーティションを分割するかについての参考となるでしょう。 こちらの内容が難しいと感じられた方は、 とりあえずこの部分は飛ばして、 インストールマニュアルの残りの部分を読んでから、 読みなおしてもよいでしょう。
/
: ルートパーティションはディレクトリ階層のスタート位置です。
こちらにはコンピュータがブートするために必要となる
重要なプログラムが収められます。 こちらにはカーネルや、システムライブラリ、
/etc
以下の設定ファイルのほか
さまざまな重要度の高いファイルが含まれます。 一般的にこちらには 30-50 MB
必要になりますが、 必要な容量は場合によって変化します。
注意: /etc
用に別のパーティションを用意しないでください。
ブートできなくなってしまいます。
/dev
:
このディレクトリには、さまざまなハードウェアコンポーネントへの
インターフェイスとなるデバイスファイルが収められます。 より詳しい情報については
Linux におけるデバイス名,
Section 6.3 をご覧ください。
/usr
: 全ユーザプログラム (/usr/bin
)、ライブラリ
(/usr/lib
)、文書 (/usr/share/doc
)
などはこのディレクトリに収められます。
ファイルシステムのこの部分は最も容量を必要とするところです。 少なくとも 300-500
MB のディスク容量を割り当てるべきでしょう。
もっとたくさんのパッケージなどをインストールする場合は、
このディレクトリにより多くのディスク容量を割り当てなければなりません。
/home
:
各ユーザは、個人的なデータをこのディレクトリのサブディレクトリに収めます。
その容量は、このシステムを利用するユーザの数や、
ユーザディレクトリにどのようなファイルが収められるかによって異なってきます。
システムの利用計画にもよりますが、ユーザがその利用計画に従うとして、
各ユーザごとに約 100 MB ほど割り当てなければならないでしょう。
/var
: ニュース記事、電子メール、ウェブコンテンツ、APT
のキャッシュなどさまざまな可変データすべてがこのディレクトリに収められます。
このディレクトリの容量はコンピュータの利用方法に大きく左右されますが、
たいていの場合パッケージマネジメントツールのオーバーヘッドも
考慮しなければなりません。 Debian
が提供するすべてのものを一度にフルインストールする場合でも、 /var
に 2 〜 3 GB ほどの容量を割り当てておけば十分なはずです。
一度に全てをインストールせず、部分部分を徐々にインストールする
(例えば、サービスやユーティリティを、まずはコンソール用のもの、 次に X
用のものというように徐々にインストールする) ならば、 /var
に 200
〜 500 MB の空き容量があればよいでしょう。
ハードドライブの空き容量が貴重なもので、 少なくともメジャーアップデートには APT
を使う予定がないならば、 /var
に割り当てる容量が 30 〜 40 MB
程度に少なくてもかまいません。
/tmp
: プログラムが一時データを作成する場合、
普通こちらのディレクトリを利用します。 通常は 20-50 MB あれば十分でしょう。
/proc
: こちらは、ハードディクス上には存在しない
仮想ファイルシステムです。 そのためハードディスク上の容量を必要としません。
こちらは、動作中のシステムに関する興味深く重要な情報を提供します。
どのような種類のマシンを構築するのか決めることは重要です。 このことから、必要なディスク容量は決定されるでしょうし、 パーティション分割の方針も影響を受けるでしょう
This has changed for Potato -- we need to update it. Debian では、利用者の便宜に合わせて共通タスクアプリケーション What does this need to be called? がいくつか用意されています。(プロフィールの選択とインストール, Section 8.8 をご覧ください。) 共通タスクアプリケーションとは、 パッケージの選択がより簡単になるように用意された、 パッケージ選択の単なるセットです。 これはいくつかのパッケージに、 インストールされるよう自動的にマークを付けてくれます。
用意された共通タスクアプリケーションは、それぞれインストール完了時の システムサイズが異なります。 これらの共通タスクアプリケーションをお使いにならないとしても、 システム設計にこちらの論議は重要です。 なぜならこれは、パーティションのサイズや、 必要になるパーティションの数を決定する際のヒントを与えてくれるからです。
以下は、ご利用いただける共通タスクアプリケーションのいくつかと そのサイズをまとめたものです。 The various applications and sizes should probably go here.
心に留めておいていただきたいのですが、こちらのサイズには、
通常よく使われるユーザファイルや電子メイル、データなどの他のファイルが、
まったく含まれていません。
ご自身のファイルやデータのスペースは、大きめに見積もることが常に肝要です。
特に、 Debian の /var
パーティションには、
たくさんのシステム情報が収められます。 dpkg
ファイル
(インストール済みパッケージの情報など) はゆうに 20MB は消費します。
またログファイルやその他のファイルのために、 通常少なくとも /var
パーティションに 50MB は空けておいてください。
一般的に PC の BIOS にはディスクパーティションに関する付加的な制限があります。
一つのドライブに作成できる「基本」および「論理」
パーティションの個数に制限があることもその一つです。 さらに、1994 年から 1998
年の間の BIOS には、
ドライブのどのパーティションからブートが可能なのかにも制限があります。
より詳細な情報については、 Linux パーティション
HOWTO
や、 Phoenix BIOS
FAQ
をご覧になっていただくとして、
この節では、一般によくある状況下で役立つ概要を簡単に紹介します。
「基本」パーティションは、PC ディスクに元々あったパーティションの枠組です。 しかし、その個数はたった 4 つに限られています。 「拡張」および「論理」パーティションが考案されたのは、 過去のこのような制限を乗り越えるためでした。 基本パーティションの一つを拡張パーティションとして設定すると、 そのパーティションの全領域を、 いくつかの論理パーティションにさらに分割することができます。 各拡張パーティションには、論理パーティションを 60 個まで作成することが可能です。 ただ、一つのディスクに作成できる拡張パーティションは一つだけです。
Linux の場合パーティションは、SCSI ディスクの場合 15 個まで (そのうちの 3 個は基本領域として、12 個は論理パーティションとして使用可能)、 IDE ディスクの場合は 63 個まで (そのうちの 3 個は基本領域として、60 個は論理パーティションとして使用可能) 作成できます。
知っておくべき PC BIOS に関する最後の問題が、ブートパーティションに関する
ものです。ブートパーティションとは、カーネルイメージが収められる
パーティションのことですが、 ``Enhanced Disk Drive Support Specification''
をサポートしていない 1995 年から 1998 年ごろ (メーカーによって異なってきます)
の BIOS よりも新しいものを使っていない場合、
このブートパーティションはドライブの先頭 1024
シリンダ以内に収まっていなければなりません。 Linux ローダー、Lilo と Debian
の代替ローダー mbr
はどちらも、BIOS
を利用してカーネルをディスクから RAM に読み込みます。 BIOS の int 0x13
ラージディスクアクセス拡張が利用できるならば
そちらが利用されますが、そうでない場合は
その代わりに旧式のアクセスインターフェイスが利用されます。
そして、旧式のアクセスインターフェイスを利用した場合は、 1023
シリンダ以降にはアクセスできません。 なお、一度 Linux がブートしてしまえば、
お使いの BIOS に関わらず Linux は ディスクアクセスに BIOS を利用しませんので、
この制限は関係ありません。
もし大きなディスクをお持ちの場合は、
シリンダ変換機構を使う必要があるかもしれません。 こちらは、BIOS
設定プログラムの LBA (Logical Block Addressing) とか CHS 変換モード (``Large'')
といった項目から設定できるでしょう。
大きなディスクに関する問題についての詳細な情報については、 ラージディスク
HOWTO
をご覧ください。
なお、シリンダ変換機構をお使いになっている場合は、ブートパーティションを 1024
番目のシリンダが変換されている位置内に収めなければなりません。
そのため、ブートパーティション用として小さなパーティション (5-10MB
あれば十分です) をディスクの先頭に作成し、 お好みに合わせて残りの領域に
他のパーティションを作成することをお勧めします。
このブートパーティションは、Linux カーネルが収められるディレクトリ
/boot
にマウントしなければなりません。 この設定なら、LBA
や ラージディスク CHS 変換を利用していたとしても、 また、お使いの BIOS
がラージディスクアクセス拡張をサポートしていたとしても、
いずれのシステムでも問題ないでしょう。
Linux におけるディスクおよびパーティションの命名法は、他のオペレーティング システムとは異なっています。パーティションを作成したりマウントする際には、 Linux がどのようなディスク名を用いるのか知っておく必要があります。 以下は基本的な命名法の仕組みです。
各ディスクのパーティションは、ディスク名に十進数を付け加えることで 表します。例えば、``sda1'' と ``sda2'' はそれぞれ、システムにある 第 1 SCSI ディスクドライブの第 1、 第 2 パーティションを表します。
実際にありそうな例をあげてみましょう。 二つの SCSI ディスクを持つシステムで、一方の SCSI アドレスが 2、もう一方の SCSI アドレスが 4 だとします。 最初のディスク (アドレス 2) は ``sda''、 二つ目のディスクは ``sdb'' と名付けられます。 もし ``sda'' ドライブに 3 つのパーティションがあるなら、 それらは ``sda1''、``sda2''、``sda3'' と名付けられます。 ``sdb'' ディスクとそのパーティションにも同じことが当てはまります。
もし二つの SCSI ホストバスアダプタ (コントローラ) がある場合、 ドライブの順序が混乱するかもしれないことに注意してください。 ドライブのモデルを知っていると仮定するなら、 このケースでの最もよい解決策はブートメッセージを見ることです。
Linux は基本パーティションを、 ドライブ名に 1 から 4
の数字をつけた名前で表します。 例えば、第 1 IDE ドライブの第 1
基本パーティションは、 /dev/hda1
となります。
論理パーティションは、5 という数字から始められ、同じドライブの 第 1
論理パーティションは、 /dev/hda5
になります。
また、拡張パーティションとは、論理パーティションを含む基本パーティションの
ことですが、これ自体は使用できないことを覚えておいてください。 このことは IDE
ディスクと同様 SCSI ディスクにも当てはまります。
すでに述べたとおり、独立した小さなルートパーティションは必ず作るべきです。
また、スペースがあるならば大きな /usr
パーティションを作るべきです。
例をあげるなら、大抵のユーザは最初のうちはパーティションを二つ用意すれば
十分でしょう。パーティションをたくさん用意することはディスクスペースを
浪費するので、小さなディスクを一つしか持っていない場合には、
特にこうするのが適切です。
もし、Debian のディストリビューションに含まれていないプログラムをたくさんイン
ストールしようと考えているならば、/usr/local
パーティションを
必要とする場合もあるでしょう。 また、メイルサーバとして利用するならば、
/var/spool/mail
に 別のパーティションを必要とするかもしれません。
/tmp
に 20 から 32MB ほど、独自のパーティションを割り当てるこ
とは、多くの場合よい考えです。
たくさんのユーザアカウントをかかえるサーバを設置するなら、独立した大き な
/home
パーティションを用意することも概してよいことです。
このように、パーティション割り振りの条件は、一般的に利用法の違いからコン
ピュータによってさまざまです。
とても複雑なシステムのためには、 マルチディスク
HOWTO
をご覧になるとよいでしょう。 こちらには、ISP
の管理者やサーバを設置する方の関心事の多くが、 詳細な情報として含まれています。
スワップスペースの問題に関しては、さまざまな見方があります。大雑把ながらも よいやりかたは、搭載しているシステムメモリーと同じ容量のスワップを用意する ことです。ただ、64MB 以上のスワップは大抵のユーザにとってはおそらく意味が ないでしょう。またたいていの場合、スワップを 16MB より小さくするのも避ける べきでしょう。 もちろん、これらのルールにも例外はあります。例えば 256MB ほどの RAM を積んだマシンで、10,000 もの方程式を同時に解こうとするならば、1GB (もしくはそれ以上) ものスワップを必要とするでしょう。
32-bit のアーキテクチャ (i386 や、m68k、32-bit SPARC、PowerPC)
におけるスワップパーティションの最大サイズは 2GB です。 (Alpha と SPARC64
では実質的に無限と言えるほど大きなサイズを使えます。)
これはほとんどの場合において充分な大きさであるはずです。
しかし、もしこれ以上の大きさのスワップ領域が必要なら、
異なるディスクにスワップ領域を分散したり
(この手法は「スピンドル」とも呼ばれています)、 また、可能ならば SCSI あるいは
IDE の異なる チャンネルにスワップ領域を分散するよう試みるべきでしょう。
このようにすると、カーネルは複数のスワップ領域をバランス良く使おうと
するので性能が向上します。
一例として、32MB の RAM と /dev/hda
に 1.7GB IDE
ハードディスクを搭載した著者の一人のホームマシンの例をあげましょう。
/dev/hda1
には 500MB の DOS パーティションがあります。
(それほど使うわけではないので 200MB 程度にするべきでした。)
/dev/hda3
を 32MB のスワップパーティションとして使用し、 のこり
(約 1.2GB の /dev/hda2
) を、 Linux パーティションにしています。
まだ、Linux native (専用) パーティションと Linux swap (スワップ) パーティションのそれぞれを、 インストール前のパーティション分割, Section 3.3 で説明した方法などでは、 一つも作成されていない場合、 ``&188;&161;'' で示されるメニューの項目は ``&165;&207;&161;&188;&165;&201;&165;&199;&165;&163;&165;&185;&165;&175;&164;&206;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&242;&192;&218;&164;&235;'' になります。 もしすでに Linux native パーティションと Linux swap パーティションを少な くとも一つずつ作成されていれば、 ``&188;&161;'' で示されるメニューの項目は ``&165;&185;&165;&239;&165;&195;&165;&215;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&206;&189;&233;&180;&252;&178;&189;&164;&200;&205;&173;&184;&250;&178;&189;'' になります。 もちろん、お使いのシステムのメモリが少なくて、 システムが始動したら直ちにスワップパーティションを 有効にするように求められたならば、この段階はとばしても結構です。 メニューの ``&188;&161;'' で示される項目に関わらず、 下矢印キーを使えば ``&165;&207;&161;&188;&165;&201;&165;&199;&165;&163;&165;&185;&165;&175;&164;&206;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&242;&192;&218;&164;&235;'' を選ぶことができます。
``&165;&207;&161;&188;&165;&201;&165;&199;&165;&163;&165;&185;&165;&175;&164;&206;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&242;&192;&218;&164;&235;'' のメニューでは、 パーティションを作成できるディスクの一覧 が表示され、さらにパーティションを作成するアプリケーションが実行されます。 ``Linux native'' (type 83) ディスクパーティションは、少なくとも一つ作成 しなければなりません。また ハードディスクのパーティション分割, 章 6 で説明したように、 最低一つは ``Linux swap`` (type 82) パーティションを作成する必要があるでしょう。 もしお使いのシステムでパーティションを作成する方法が不確かな場合は、 こちらの章に戻って、そちらをお読みください。
お使いになるマシンのアーキテクチャにも依りますが、 さまざまなパーティション作成プログラムがご利用になれます。 お使いになるマシンのアーキテクチャでご利用になれるプログラムには、 以下のものがあります。
fdisk
fdisk man ページ
をお読みください。
cfdisk
cfdisk man ページ
をお読みください。
``&165;&207;&161;&188;&165;&201;&165;&199;&165;&163;&165;&185;&165;&175;&164;&206;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&242;&192;&218;&164;&235;''
を選択すると、 上記のプログラムの一つがデフォルトで実行されます。
もしデフォルトで実行されるプログラムがお望みのものでない場合は、
まずそのディスクパーティション作成プログラムを終了してから、 シェル (tty2)
を起動し、お望みのプログラムの名前を (必要なら引数を添えて)
直接入力してください。 そうしたら、dbootstrap
の
``&165;&207;&161;&188;&165;&201;&165;&199;&165;&163;&165;&185;&165;&175;&164;&206;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&242;&192;&218;&164;&235;''
という作業段階はとばして、 次の作業段階に進んでください。
スワップパーティションを別に用意することを強くお勧めしますが、 そちらを用意せずに済ましたいと強く望まれる場合、 また、お使いになるシステムに 12MB 以上の RAM が搭載されている場合は、 スワップパーティションを用意されなくても構いません。 この場合は ``&165;&185;&165;&239;&165;&195;&165;&215;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&202;&164;&183;&164;&199;&186;&209;&164;&222;&164;&187;&164;&235;'' という項目を選んでください。
お使いになるブートパーティションには、忘れずに "Bootable"
のマークを付けてください。
ディスクパーティションを一つ作成すると、 ``&188;&161;'' というメニュー項目が表示されます。 こちらでは次に行なう作業を、スワップパーティションの初期化と利用開始、 初期化済みパーティションの利用開始、またはスワップパーティション無し でのインストール、の 3 つの中から選ぶことができます。 スワップパーティションの再初期化はいつ行なっても差しつかえありませんので、 よく分からない場合は、``&165;&185;&165;&239;&165;&195;&165;&215;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&206;&189;&233;&180;&252;&178;&189;&164;&200;&205;&173;&184;&250;&178;&189;'' の項目を選んでください。
このメニュー項目を選択すると、まず最初に ``&165;&185;&165;&239;&165;&195;&165;&215;&165;&199;&165;&208;&165;&164;&165;&185;&164;&200;&164;&183;&164;&198;&205;&173;&184;&250;&178;&189;&164;&185;&164;&235;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&242;&193;&170;&194;&242;&164;&183;&164;&198;&164;&175;&164;&192;&164;&181;&164;&164;&161;&163;'' という見出しのついたダイアログボックスが表示されます。 すでにご自分で設定されたスワップパーティションが、 標準のデバイスとして表示されているはずです。 もしそうならば、単に Return キーを押してください。
次に、初期化を行なうとそのパーティーション上のデータがすべて破壊されるために、
確認を求めるメッセージが表示されます。
もし問題がないようでしたら、``&164;&207;&164;&164;''
を選んでください。 初期化プログラムが実行されると画面が点滅します。
ここでの次の選択項目は ``Linux &165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&206;&189;&233;&180;&252;&178;&189;'' のはずです。 もしそうではないならば、それは、 ディスクのパーティションの設定を終了していないか、あるいは、 スワップパーティションの選択をしていなかったからです。
こちらでは Linux パーティションの初期化、あるいは、すでに初期化された Linux
パーティションのマウントを行なうことができます。 dbootstrap
には、古いシステムを壊さずに、
システムのアップグレードをするような機能がないことには
注意してください。 システムのアップグレードをされたい場合は、 Debian
それ自体にアップグレードをする機能がありますので、 dbootstrap
を使う必要はありません。 Debian 3.0 へのアップグレードの手順については、
アップグレードの手引き
をお読みください。
もし空ではない古いディスクパーティションを使う際に、 その中身をきれいにされたい場合は、ここでそれらの初期化を行なってください。 (これによりすべてのファイルが消去されます。) またさらに、先の作業で作成したパーティションもすべて初期化してください。 この時点で初期化されずにマウントされているパーティションは、 同じインストールフロッピーを用いて インストール作業の一部を行なうために使ったものだけでしょう。
/
ディスクパーティションの初期化とマウントを行なうために、
``&188;&161;'' というメニュー項目を選んで選んでください。
最初にマウントや初期化をしたパーティションが /
(「ルート」と発音します) としてマウントされます。
/
パーティションをマウントすると、
他のインストール作業を先に進めていない限り、 ``&188;&161;''
で示されるメニューの項目は
``&165;&171;&161;&188;&165;&205;&165;&235;&164;&200;&165;&201;&165;&233;&165;&164;&165;&208;&165;&226;&165;&184;&165;&229;&161;&188;&165;&235;&164;&206;&165;&164;&165;&243;&165;&185;&165;&200;&161;&188;&165;&235;''
になります。 他のパーティションをセットアップされたい場合には、
矢印キーを使って該当するメニュー項目を選択することで、
パーティションを初期化したりマウントしたりすることもできます。
もし、/boot
、/var
、/usr
や、
他のファイルシステム用に、独立したパーティションを用意されている場合は、
ここでそれらの初期化やマウントを行なってください。
``Linux &165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&206;&189;&233;&180;&252;&178;&189;'', Section 6.8 の代わりに ``&176;&202;&193;&176;&164;&203;&189;&233;&180;&252;&178;&189;&164;&181;&164;&236;&164;&191;&165;&209;&161;&188;&165;&198;&165;&163;&165;&183;&165;&231;&165;&243;&164;&206;&165;&222;&165;&166;&165;&243;&165;&200;'' の作業を行なうこともできます。 中断してしまったインストールを再開する場合や、 すでに初期化済みのパーティションをマウントしたい場合は、 こちらの作業を行なってください。
ディスクレスワークステーションにインストールされている場合は、 この時点でリモート NFS サーバからルートパーティションを NFS マウントすべきでしょう。 標準的な NFS の文法にしたがって、つまり サーバの名前か IP アドレス:サーバの共有パス のように NFS サーバへのパスをしてしてください。 同様にさらに他のファイルシステムをマウントする必要がある場合には、 この時点で行なってください。
まだご自分のネットワークを ``&165;&205;&165;&195;&165;&200;&165;&239;&161;&188;&165;&175;&164;&206;&192;&223;&196;&234;'',
Section 7.4 の説明の通りに設定していないならば、 NFS
インストールを選択するとネットワークを設定するよう促されます。